かけだし外資コンサルタントの日記

かけだしのコンサルが偉くなるまでの(まずはシニアマネージャ)日々の教訓等をブログに残します

コンサルの評価はシビア

久しぶりの更新です。 友人からなんで更新しないの?って週一くらいで聞かれるので仕方ないので書きたいと思います。

そう今日のテーマはコンサルタントのシビアな世界についてです。 うちは戦略コンサルではないのでそこまでではないと思っていたのですが、やはりコンサルはコンサル。とてもシビアな世界なんだなとつくづく思いました。

というのが、ここ数ヶ月で私が関連するプロジェクトのリーダーが何人も首になったからです。首って会社をじゃなくてプロジェクトをですけど。

前職はシステム関連の会社にいましたが、そこではプロジェクトマネージャがプロジェクトで大コケさせたら、プロジェクト終わったタイミングで干されるなんてことは日常茶飯事でおきてました。 そりゃ大コケさせてるんだから、よほど無能なんだと思います、だから仕方ないですね。 と当時は思っていました。なんて血の通ってない人間なんでしょう。正直そういう人とは組まなくて本当よかったと思ってましたね。コケる人はたいてい決まってますから。あ、ちなみに私は天才なのでコケさせたことは一度もありません。ミスは当然しますが、挽回できるんで。でも逆に干されたひとは激務から解放されむしろ幸せそうでもありました。まあそこらのヌルいしごとをしてる人に比べたら過酷な世界ではありましたね。

そんな世界に長いこといた私ですらコンサルの世界はシビアだなーと感じるわけですからけっこうすごい世界なんだと思います。

というのが、根本的な違いがあるからです。前職ではコケそうになっても経験になるからとか、まあまだ若いし頑張らせようとか前向きな姿勢があり、本当に話にならないというレベルではない限りプロジェクトからおりるなんてことはまあないのではないかと思います。ベテランを投入してフォローしたり、別のプロジェクト管理や品質管理チームの監視下においてなんとか遂行させるようなことをやってみたり。

ではコンサルはどうでしょう? あ、こいつ駄目かもと思われたらマークされて速攻プロジェクト降板させられます。そんなリスク要素は即刻排除、それが続いたら実質どのプロジェクトからも声がかからなくなり事実上の首というわけです。

なんて恐ろしいんでしょうか、マネージャ級の人ですよしかも私がみてきた人たちは。 ビビりましたね最初は。最初見た人はよく叱られてたんでまあ仕方ないかなと思ってましたが、その後もずっとそんな状況が続いてます。 幸い私の評価はまだ高いようなので外されることはまずない状況を死守してますが、本当に怖いですよ。 連戦連勝の人だけがきっと登っていくんでしょうね。それにまわりはみんないい大学や会社出身のひとたちばかりです。一番最後に首になったひとは東大でしたね。まあ採用基準は知らないのでいろんなひとがいるとは思いますが、学歴や前職の名前だけで入ってきてしまったようなひとはまず通用しないでしょうね。 コンサル業界に興味があるひとに参考になるといいです。入るのも大変ですけど、入った後の方が大変だと思います。実にシビア。

というわけで、今日はこの辺にしておきます。

コンサルに興味があるひとはこの本は必読ですね。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4320025377/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4320025377&linkCode=as2&tag=yukide-22